"ポストモダンに先行するモダン、つまり近代思想というのはいくつかの信念を明確な特徴としています。 人間という「主体」には、普遍的な理性があるという信頼(もちろん、“人間”の範囲は限定的でしたが)。 そしてその主体が透明なツールとしての言語を駆使することによって、「客体」である世界内の諸存在に隠されている本質的な意味を読み解くことができるという信念。 この意味で人間の理性は人間の進歩を保証するという確信。 …といった点でしょうか。こういう文脈のなかでコギトとは、主体としての人間の理性的側面を指し、まさにそれら信念の源泉たるものでした。 しかし、ご質問のようにこれらの枠組みに疑問を投げかける事態がいくつか複合的に現れました。 ひとつは、フロイトの登場です。彼が無意識という概念を提示したことは、近代思想にも大きなインパクトがありました。 その思想の根幹である人間の心のうちに、理性で明示的に把握できない暗黒面があることが示されたことで、主体、つまり「理性によって自らを統御する主人公」としての人間の地位が大きく揺らいだのです。 もうひとつは、ソシュールの登場でしょう。彼の登場以前、言語は透明な存在であって、理性によって自在に操れる道具のはずでした。 しかし、ソシュール言語学は、言語によらない概念が存在しないこと、つまり言語のあり方のほうが思考を根底的に規定しているものだ、ということを示したのです。 つまり、コギトの自立性への信頼は、その重要なツールである言葉の面からソシュール言語学によって崩されたことになるわけです。 同時に思想面ではニーチェが出て、ある正義を訴えることの根拠を問う姿勢を打ち出します。今まで当然と考えられていたヨーロッパの思考の枠組みそのものに疑念をはっきりと提示し、いわば絶対から相対への扉を開いたと言えるでしょう。 またヨーロッパ的、という枠組みの限定性が自覚されたのは、レヴィ=ストロースらの登場も大きかったでしょう。彼の構造的な分析によって、文化に優劣をつけるような特権的な視点が解体されてしまいました。 無論、このほかにもマルキシズム、ナチズムの社会的インパクト、科学的な知見の進展、多くの研究者や思想家などの複合的な影響があるのは当然ですが、先に挙げた人達のインパクトが主となってコギトの「透明性、自立性」を揺るがしたということは最低限言えると思います。"
"いま、この瞬間、あなたはすでに宇宙であり、現在の体験の全体性にほかならない。 あなたの現在の状態はつねに統一意識なのだ。統一意識の最大の障害と思われている個別の自己は幻想にすぎないからである。 分離した自己を破壊しようとする必要はない。最初からそんなものは存在しないからだ。 この洞察を説明する文章は無数にあるが、ブッダの有名な一説がそのすべてを物語っている。 『あるのは苦しみのみ、苦しむ者はいない 行為はあっても、その行為者はいない ニルヴァーナはあっても、それを求める者はいない 道はあっても、それを旅するものはいない』"
- 藤沢烈 BLOG: 74旅 『無境界』ケン・ウィルバー ★★★★★ インテグラル理論により、宗教・哲学・スピリチュアル・科学という一見相反する全ての思想信者に対する承認をもたらした決定的人物が、ケン・ウィルバーである。
"『例えば,トラブルは,自分を成長させる為に来るのですね.《深い部分の自分》が,「そろそろ成長させてやろう」ということで,問題を与えるのです』 『では何の為に肉体を持って地球に来たのかと言いますと,[味わう為]なのです.肉体を持つことによって,感覚も感情も持ちます.私たちは「楽しいとはどういうことか,悲しいとはどういうことか,苦しいとはどういうことか」と味わう為に肉体を持って地球に来たのですから,ジックリ味わった方がいいと思います』 『これからは,[あるがままに生きる時]が来ています.でも,[あるがまま]と[わがまま]とは違うのですね.[あるがままに生きる]というのは,自分もあるがままにやるのですが,相手のあるがままも受け入れるということです.わがままというのは,自分はあるがままにやるのですが,相手のあるがままは受け入れないのです.これからは,自分も本音であるがままに生きるのですが,人のあるがままも受け入れて下さい』"
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なぜ悪人も善人も快い状態を目指すのか
しあわせにならねばならない強迫観念に尻を叩かれていることに気付いた時出会った文章です
"困ったことが起きたとき、自分自身に問いただしてみるのです。 「私は本当に困っているのか」と。 そして、「私は本当は困っていない」と思えたとき、あなたは成功への道を一歩踏み出したことになるのです。"
"「マクトゥーブ」「これがわかるためには、アラブ人に生まれなければならないよ。しかし、おまえの国の言葉で言えば、『それは書かれている』と言うような意味さ」"
- アルケミスト
"おまえが何かを本当にやりたいと思う時は、その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。それが地球におけるおまえの使命なのだよ。自分の運命を実現することは、人間の唯一の責任なのだ。おまえが何かを望むときには、宇宙全体が協力して、それをたすけてくれるのだよ"
- アルケミスト
"我々が、どんなに公理を選択して、無矛盾にみえる理論体系を構築しようとも、 その理論体系の無矛盾を 自分の理論体系の中で証明することは不可能であるため、 選んだ公理が本当に正しいのか証明することは、絶対にできません"